遠い記憶の底に沈んでいたポエム?エッセイ?童話?短編?……

ずいぶん前から書きためていた文(もの)です。取るに足らない書き物ばかりですが、パソコンを開いていたら100編ほどの文がありました。少しづつ整理して投稿していきたいと思っています。

      不思議な現実

           

                                             

              ページを開いてくれてありがとうございます



             以前飼っていた猫のいるかです。とても優しく可愛いミケでした。

            以前、飼っていたネコのイルカです。
            目が開かないうちに捨てられていたネコです。
            三毛ネコでとても優しく可愛いネコでした。
            ネコの写真を鉛筆で描いてみました。
            あまり似ていません。
            本物の方が数段愛らしい面をしていました。


(1)雑木林でネコが泣く


みなさん、信じてくれますか……。
それとも、作り話、幻覚とお笑いですか。


十数年前の出来事です。
早朝、恒例のウオーキング。
時間は六時ごろのことでした。
左右を高い雑木に包まれた林の小径を歩いていました。
歩く場所は毎回、決まっていました。
茂った枝葉の間から穏やかな朝の木漏れ日が、
足元でユラユラと揺れていました。
すがすがしい空気を満喫しながらのんびり歩いているときでした。
突然『ニャーニャー』と細い泣き声が、どこからか聴こえました。
ほんの一瞬でした。
聞き違いかなーと立ち止まり、
片手を耳に沿えジッと耳を澄ましました。
聞こえるのは軽やかに鳴く鳥のさえずりばかりでした。
が、そのさえずりの中に、どこで泣くのか『ニヤーニャー』
と、消え入るような細い泣き声がまた耳に入りました。
コネコの鳴き声に間違いありませんでした。
樹木が茂る雑木林は深くはありませんでした。

虫に刺されたり枝先に突かれるのを我慢して歩き続けると、
三十分ほどで林の向こう側、二車線の国道に出ることができました。
雑木が茂る林は管理する人もなく放置されていました。
そのため、高い木々がうっそうと茂る林の中に、
好んで立ち入る人は知る限りいませんでした。
ただ、道の両側に茂る林の径を先に向かって歩いていると、
林径の右側に雑草を踏み固めたような小さな径がることに気がつきました。
その径の先に眼を伸ばしても枝葉に阻まれ雑木林の中を
のぞくことができませんでした。
が、枝葉の間から目を凝らし雑木林の奥をぞき見ると
径は林の中に向かって
続いていることがなんとなくわかりました。
獣径のような径でした。
うっかりしていると雑木林に溶け込んで見逃してしまうような細い径でした。
その径を発見してから、ほかに同じょうな径がないかと
ウオーキングの最中、首をふりながら歩いていましたが、
径らしき径は、そこ一カ所だけでした。

径を頼りに林の中ほどまで歩くと人目から避けるように
小さな祠(ほこら)がありました。
段ボーールでできたミカン箱を四個ほど積んだくらいの大きさでした。
ずいぶん昔に建てられたようでした。
祠の中を覗くと小さな両手を合わせた木造の道祖神らしき物が一体ありました。
ずいぶん昔に祀られた道祖神らしくところどころ欠落していました。
祠を構成する四方の板塀の一部も雨風に打たれて剥がれ落ちている箇所がありましたた。
雑木が茂る林全体は誰も管理するものもいなく荒れ放題でしたが、
祠の建っている周りは草木がきれいに刈り取られていました。
祠の建っている場所は雑木の茂る林の中で、
そこだけポッカリ浮いているようで奇妙な感じを覚えました。
祠の場所を発見したのは昨年の夏休みのことでした。
子どもたちに昆虫採集をせがまれいやいやながら雑木林に踏み込んだときでした。

この辺一帯は建築ラッシュで田畑は埋め立てられました。
畑の真中に駅が作られました。
都心からこの地に引っ越してきた当時、
目と鼻の先に田畑が広がっていました。その目の先に高い山が望めました。
が、広範囲に開発された昨今、当時の面影は全くありません。
高いマンション群に、目の先をふさがれ山は見えなくなりました。
田畑は次から次と埋め立てられました。
商業ビルが次から次に建てられました。
当時の景観を今は、
想起することさえできない風景に変化してしまいました。
ただ地域の方針か、自然を少しでも残そうとする地域住民のお陰様なのか、
住宅地や商業地の数か所に林が残されていました。
その樹木が茂る林の中に誰がいつ建てたのか、
小さな祠の存在を知っている人は、
町内の人たちに訊いても知らないのもがほとんどでした。
町の古老に聞いても首をかしげるばかりです。

ネコの鳴き声に耳を傾けていました。
(どうしょう……どうしょう……)
生まれついてのネコ大好き人間です。
このままネコの鳴き声を後にして……後にして、
歩いて通りすぎるわけにはいきません。
(ネコを拾って帰ろうか……
それとも、このまま聞こえていないふりをして……)
しばらくの間、立ち止まり頭の中ではんすうしました。
(可哀そうだから拾って……だけどなーネコを抱いて帰ったら……なー)
ネコが嫌いの山の神の神様(奥さん)の顔が脳裏りフッと浮かびました。
「元のところに戻してきて!ー」
(神さまに怒られるのは間違いないしーなー)
わたしは後ろ脚を引かれる思いで、ネコの泣き声が聞こえないことにして、
足を一歩前に踏み出しましたが、
『ニャーニャー』
と、またか細いネコの鳴き声が耳の奥に聞こえました。
(うんっ……怒られたら怒られたでいいやーそのときはそのときさー)
毛決心しました。
頭を左右に振って神さまの顔を振り払い林の中に一歩足を踏み込みました。


                            

                           続く
すみません。
熱さのせいにする気はないのですが、
最近、堪え性がなくなりました。
机の前に座りパソコンをポコポコするのが
なんとなく面倒になってきました。
中途半端な終わりかたですが、
必ず続編を書きますので、
みなさんよろしくお願いいたします。誤字脱字はご容赦ください。











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