遠い記憶の底に沈んでいたポエム?エッセイ?童話?短編?……

ずいぶん前から書きためていた文(もの)です。取るに足らない書き物ばかりですが、パソコンを開いていたら100編ほどの文がありました。少しづつ整理して投稿していきたいと思っています。

今日のことです。寂しいことがふたつ重なりました。

●寂しいことが2つ重なりました。
寂しいこと1。
12月29日今日から、
事情があり、年老いたバアサンを特別養護施設に数日間、面倒を見てもらうことになりました(12月29日~1月4日)。
帰り際、オラー(バアサンは自分のことをオラーオラーと言います。福島で生まれたバアサンのなまりは今も抜けません)こんなところに居たくねー。かえりてえーかえりていー。と、私の手を握っていました。
私もホロッと情に流され、このまま宿泊をキャンセルして家に連れて帰ろうかと思いました。が、バアサンの袖を振り払いひとり家に戻ってきました。
そして、現在、今頃バアサンは何をしているのだろうか、ご飯をきちんと食べただろうか、スタッフさんのいうことを聞いてきちんと薬を飲んでいるだろうか。などと、思いめぐらせていると、なぜか心寂しくなりました。
明日は面会に行く予定ですが、顔を合わせたバアサンに『かえりてーい』と、言われると、宿泊をキャンセルして家に連れて帰ってきてしまうような気がするので、悩んでいます。
寂しいこと2。
数日前から近所の植木の影で泣いているネコを見つけました。
数か月前に見たことのあるネコです。ネコの顔に特徴があるのですぐにいぜんに見たネコだとわかりました。
どこかのお宅で飼われていたネコのようでした。白い毛並みにも艶があり、とてもおとなしそうなネコでした。
その当時は、どなたかがネコに餌を与えていたようでした。ネコは餌を運んでくれる人以外の人を避けているようでした。
私がネコに近寄っていくと、ネコは後ろを振り返り振り返り藪の中に隠れていました。
昨今みたネコは数か月前に見たネコの面影が失せていました。顔が妙に老け込んでいました。白い毛並みが埃で汚れていました。目やにがこびりついていました。
当時は、ネコに近づくと後ろを見せていたのですが、現在は餌を運んでくれる人もいなくなったようです。植木の傍らを歩いていると餌を求めてミャーミヤ―と泣き居場所を知らせるようになりました。その声もどこか喉をからしたようなガラガラ声でした。
家に戻り餌をポケットに忍ばせ植木の影に置きました。
餌を置くと、どこにいたのかネコは、辺りを伺うように低い姿勢のまま餌により食べ始めました。
その日以来、その時間帯と同じように植木の傍らを歩くとネコは『ミャー』と、餌を求めて泣くようになりました。
事情があり家にネコを抱いて帰るわけにはいきません。
どのような理由があるのか知りません。
仮に迷子になつてしまったネコかもしれません。
または捨てネコなのかもしれませんが、寒風吹く昨今、どこでどのように過ごしているんかを考えると、なぜか心が寂しくなりました。




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